肺炎球菌は、肺炎をおこす原因菌で免疫力が低下した高齢者がかかりやすい病気です。
症状は咳、発熱、たん等の風邪の症状に似ています。しかし、慢性気道感染症、中耳炎、敗血症、髄膜炎などの合併症をひきおこすなど、重篤な症状につながることがあります。
高齢者の肺炎球菌予防接種は、ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を1回接種します。23種類の血清型に効果があり、肺炎の罹患や重症化に対する予防効果が期待されます。
肺炎球菌ワクチンに関する詳しい内容については厚生労働省ホームページをご参照ください。
対象者
阿蘇市に住民登録があり、過去に一度も肺炎球菌ワクチンを接種したことがなく、次のいずれかに該当する方。
(1)65歳の方
(2)60歳から64歳までの方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルス機能に障害を有する方。
助成は初回のみの接種となりますので、対象年齢の方でこれまでに一度でも受けられた方は対象になりません。
経過措置の終了について |
これまでは、65歳から100歳までの5歳刻みの節目年齢の方を経過措置の対象として接種を実施していましたが、この経過措置は令和6年3月31日をもって終了しました。 |
接種期間
65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで
予診票について
対象者(1)の方
65歳の誕生日翌月の上旬に郵送します。
(例)4月生まれ→5月上旬発送
昭和33年4月2日から昭和34年4月1日生まれで令和5年度に未接種の方
65歳の間であれば接種が可能です。お手元にある予診票は使用できませんので、接種を希望される場合には、健康増進課で再発行が必要です。
対象者(2)の方
主治医に確認し、健康増進課へご連絡ください。
個人負担額
2,000円
医療機関に持っていくもの
- 保険証
- 郵送された予診票
- 接種料金
接種を行っている医療機関
接種日時などについては、事前に医療機関にお問合せください。
(注)阿蘇市以外の医療機関で接種をご希望の方は、健康増進課(一の宮保健センター)までお問合せください。
予防接種健康被害救済制度について
ワクチン接種後の副反応は、多くの場合数日で軽快しますが、健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が、極めて稀ではあるものの起こりうる場合があります。そのような場合の救済措置として「予防接種健康被害救済制度」が設けられています。
予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障がいが残った場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。