自治会に加入しましょう
「遠くの親戚より、近くの他人」は、日常生活における人間関係の大切さを示すことわざですが、災害時や日常のトラブル、子育てや困りごとなど、「いざ」という時に一番頼りになるのは、お隣近所の人たちです。私たちが安全に安心して暮らしていくために、自治会という組織の存在がいかに重要で必要なものであるか眼を向けてみましょう。
自治会の役割
同じ地域に住んでいる人が共に助け合い、地域をよりよくしていこうと努力し、今の住みよい環境が保たれていくことは、今までもこれからもその活動は変わりません。
暮らしの中で、地域に眼を向けるといろいろと気づくことがあります。
暗い道や通学路には防犯灯があり、ごみ収集場でカラス対策を施したり、清掃作業をしたり、近くの広場で夏祭りや餅つきなどのイベントが開催されたり等々・・・・・。
誰もが安全・安心で快適な生活を望んでいます。
このような身近な地域課題の解決や親睦行事などを担っているのが自治会です。
自治会の課題
社会の移り変わりは、私たちの生活環境や価値観、地域の活力に大きな影響を与え、最近では地域における結びつき(近所づきあい)が弱くなりつつあります。
本格的な高齢化社会の到来、核家族化の進展により、以前にも増して子どもや高齢者を地域でどのように見守り、支えていくのかが課題となっています。
住みよいまちづくりのために主体的な活動を担っているのが自治会ですが、現在、多くの自治会では、一部の担い手に大きな負担がかかり、その多くが高齢化している現状があります。
今後ますます少子・高齢化が進む中、地域の一人ひとりが協力し、手を取り合い、いかに地域の課題や地域づくりに取り組むかが大変重要となっています。
災害、防犯、交通問題、環境保全など、解決するためには何が必要かなど、地域の皆さんで考え、安全で安心な住みよい生活環境を整えていきましょう。
自治会と行政との連携
「安心して暮らせる快適なまちづくり」及び「住民参加による自立したまちづくり」を市では進めており、そのようなまちづくりを実現するためにも、自治会との連携は必要不可欠です。
地域の課題を議論し、行政に提案・要望し、共に地域を考えることで、よりよいまちづくりが進んでいくものと考えています。
そのためにも日頃から地域活動を通じた住民同士の結びつきがより大切なものとなります。自治会に未加入の方は、互いに見守り、支えあう地域を築くため、できる限り自治会に加入していただき、共にまちづくりに参加しましょう。
自治会の活動
自治会は住民の親睦にとどまらず、環境美化活動、防犯・防災活動、教育・福祉活動などの役割を担っています。
■防犯・防災活動で安全なまちづくり |
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防犯灯の設置や維持管理を行っています。 自主防災組織を設置し、水害や火災等の災害に対応しています。災害発生時は近隣でお互いに助け合います。 |
■文化活動やイベントを通じた交流 |
夏祭り、公民館活動、子ども会、老人会等の活動などを行い、地域住民で親睦を深めています。敬老会やどんどや、餅つきも自治会が主催しています。 |
■地域の環境保全 |
ゴミ収集場の維持管理、道路や側溝の清掃、植栽活動などを行い、まちの美化を進めています。 |
(注)自治会によって活動内容は異なります。
自治会の活動は地域によって異なりますが、どの自治会も地域をよりよくするための活動を行っています。昨今、教育の荒廃(こうはい)、子どもが標的となる残忍な事件の続発などが社会問題化する中で、いかに子どもたちの健やかな成長のための環境を築くが地域に求められています。地域を挙げて子どもたちを見守れば防げた事件や問題も少なくないと思います。 多様化する社会環境の中、よりよい環境を地域でどう築いていくか、皆さんで話し合い、行動し、支え合う活動の場が自治会であると考えていただければ、自治会の存在がいかに重要かがみえてくると思います。 |