狂犬病とは、狂犬病ウィルスを保持(感染)した動物に噛まれたりすると感染し、発症によりほぼ100%死に至る極めて危険な人獣共通の感染症です。
日本では、犬のワクチン接種が義務付けられ、昭和32年以降、日本の犬から発生の事例はありませんが、世界中では、未だに狂犬病で命を奪われるケースがあります。(年間の死亡推定人数は5万人。)
また、グローバル化の進展によって、海外との人や動物の移動が盛んな今日では、日本でもいつ狂犬病が発生してもおかしくない状況にあると言えます。
社会に対する責務として、犬を飼われている方は、毎年1回の狂犬病予防注射の接種を必ず行ってください。
狂犬病予防注射の巡回
対象
生後91日以上の犬
日程
令和6年10月20日(日曜)
(注)かかりつけの動物病院や獣医師へ直接依頼することもできます。(診察代などその他料金は、各動物病院にお尋ねください。)
集合注射のながれ
1.当日必要なもの
- 「畜犬登録・注射票兼申請書」
- 注射手数料 1頭につき3,300円(狂犬病予防注射料2,800円、注射済票代500円)
- 登録手数料(新たに登録する場合)1頭につき3,000円
2.受付
- 受付の際に、「畜犬登録・注射票兼申請書」を提出してください。
- 新たに犬の登録をされる場合は、登録申請が必要になりますので、お申し出ください。
3.会計
- 注射のみを行った場合:1頭につき3,300円
- 犬の登録と注射を行った場合:1頭につき6,300円
(注)おつりがいらないように、ご協力ください。
(注)狂犬病予防注射済票を交付しますので、犬に装着してください。狂犬病予防注射済票は、犬鑑札とともに、いつでも犬に装着しておくことが法律(狂犬病予防法第4条第3項及び第5条第3項)で義務付けられています。
4.接種
- 飼い主は、犬と向き合って首輪をしっかり握って制御してください。
- 犬の背中側を獣医師に向けてください。
5.注意事項
- 犬の体は清潔にしてきてください。
- 首輪・綱(リード)等をつけてください。
- 会場では、万一の事故に注意し、犬や綱(リード)などの状態に気を配ってください。
- 綱 (リード)は短く持って、長く伸びるリール式リードはストッパーをきちんとかけてください。
- 接種時には、飼い主が犬を自力で抑える必要があります。確実にしっかりと抑えられる方がお越しください。制御できない場合、会場での接種をお断りすることがあります。
- 飼い主の変更及び飼い犬が亡くなっている場合は、ご連絡ください。
- 集合注射は健康状態の良好な飼い犬を対象に行っていますので、以下の項目に該当する場合は、動物病院にご相談ください。
- 以前に狂犬病予防またはワクチン投与によりアナフィラキシー等の副反応を示したことが明らかである
- 発熱、咳、下痢、重度の皮膚疾患など異常が認められる
- 病気の治療継続中または治癒期間後間がない
- 交配後間がない、分娩間際または分娩直後である
- 高齢である
- 食欲不振または明らかな栄養障害がある
- 飼い主の制止によっても沈静化が認められず、強度の興奮状態にある
- 一年以内にてんかん発作をおこしたことがある
- 咬む恐れのある犬は口輪等を用意してください。
- 排尿排便を済ませてからご来場ください。尿便をしてしまったら飼い主が責任を持って片付けてください。
6.その他
(1)最寄りの注射会場に行けない場合
他の会場でも予防接種が出来ます。都合の良い場所へお越しください。
動物病院や獣医師へ直接依頼することもできます。(診察代などその他料金は、各動物病院にお尋ねください。)
- 阿蘇市内の動物病院で接種する場合・・・注射済票の交付を受けられますので、阿蘇市での手続きは不要です。
- 阿蘇市外の動物病院で接種する場合・・・接種時に、獣医師から「狂犬病予防注射済証」(紙の証明書)を渡されますので、阿蘇市役所・内牧支所・波野支所で注射済票の交付手続きをしてください。
(2)犬の登録がお済みでない方
法律により、犬を所有する方は所在の市町村に登録する義務があります。未登録の犬は登録をお願いします。登録は、1頭につき生涯で1回です。
なお、登録の際に登録票(鑑札)をお渡しします。鑑札は、その犬の登録を証明する重要なものとなります。
(3)犬の飼育について
- 飼い犬の放し飼いは、犬の苦手な人や子どもにとって大変な恐怖です。思わぬ事故につながる可能性があります。放し飼いをせず、犬が逃げ出したりしないよう注意してください。
- 犬の散歩中のフンは、飼い主のマナーとして必ず家に持ち帰り後始末をしましょう。散歩の際には、持ち帰る用具(ビニール袋等)を持ちましょう。