9月10日は「下水道の日」です
はじめに
わたしたちは、日常生活の中で、飲み水、家庭での炊事、洗濯、風呂、あるいは事業所で使う水など、さまざまなかたちで水を使っています。
水は、わたしたちの生活にとって欠かせない大切なものです。 しかし、使用後の汚水をそのまま川や海へ流し続けると、環境が汚染され取り返しのつかないことになってしまいます。 豊かな自然環境を保全し、水資源を確保することはわたしたちの大きな使命です。 快適で住みよい環境をつくり、河川などの水質汚濁の進行を防ぐために、下水道の整備を進めています。 |
川をきれいに |
まちなみをきれいに |
下水道を大切に使いましょう
下水道は、何でも流せるというものではありません。下水道は自然やわたしたちの生活環境をよくするための「みなさんの大切な財産」です。
将来にわたり末永く使用するために次の点を心がけましょう。
水洗トイレにはトイレットペーパー以外のものは流さないようにしましょう。
ティッシュペーパーや紙オムツ、タバコやガムなどを流すと、トイレのつまりの原因となります。
台所では、調理くずやご飯を流さないようにしましょう。
調理くずやご飯の残りを流すと、つまりや悪臭の原因となりますので、ゴミカゴなどを設け、流さ ないようにしましょう。
天ぷら油やサラダ油の廃油を流さないようにしましょう。
油が固まり、排水設備、下水道管のつまりや、浄化センターの機能を低下させることになります。鍋やフライパンは必ず一度新聞紙などでふき取った後に洗いましょう。
洗濯には、無リン洗剤を使うように心がけましょう。
合成洗剤に含まれている有機リンは、浄化センターでも完全に取り除くことができませんので、できるだけ無 リンの洗剤を使用してください。洗剤の使いすぎにもご注意ください。
下水道に有害物を流さないようにしましょう。
ガソリン、シンナー、石油、アルコール類など揮発性の高い危険物を流すと、爆発を起こす原因になります。
ますに土砂や木片、ビニール類を捨てないようにしましょう。
つまりの原因になります。
定期的な管理を
敷地内の排水設備は、個人の管理となります。長い間使用していると、流れが悪くなったり、つまることがありますので定期的に点検を行い、清掃してください。
工場・事業所では除害施設の設置を
工場・事業所などの汚水の中には、下水道管を傷める物や、浄化センターで取り除くことが困難な有害物質が含まれていることがあります。
下水道法や条例で、工場や事業所に対して、一定の水質基準以上の汚水を下水道に流すことを制限しています。
基準以上の汚水を流すおそれのある事業者は、事前に市と協議・届出を行い、除害施設を設置して下さい。(事前に市に届出が必要となります。)
9月10日は「下水道の日」です
「下水道の日」は、昭和36年に下水道の普及促進を目的として、当時の建設省(現:国土交通省)と厚生省(現在は環境省に所管変更)により、「全国下水道促進デー」と定められたのが始まりです。
平成13年に、旧下水道法制定100周年を記念して「下水道の日」に改称されました。
9月10日と定められているのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンとなる暦の雑節の「二百十日(にひゃくとおか)」を過ぎた、立春から数えて220日目が適当であるとされたことによるものです。
下水道事業について
旧阿蘇町では、昭和52年に下水道事業に着手し、昭和61年4月から供用を開始しています。
自然の力にも限界があります。大量の汚れは浄化しきれません。下水道事業は水環境を守り、快適な生活環境を作るための大切な事業です。
(注)現在は、内牧地区、乙姫地区の整備がほぼ完了し、主に黒川地区などの面整備を進めています。