国造(こくぞう)神社(神殿・拝殿)

国造神社

 

国造(こくぞう)神社は、阿蘇市一の宮町手野に位置する神社で、祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)の御子神である速瓶玉命(はやみかたまのみこと)、その妃神である雨宮媛命(あめみやひめのみこと)、その御子神である高橋神、火宮神の四柱です。
阿蘇神社の北方に位置するため、地元では「北宮」と呼ばれており、隣接する土地には速瓶玉命と雨宮媛命の神陵との伝承がある上御倉・下御倉古墳があります。
「延喜式(えんぎしき)神名帳(じんみょうちょう)」に記された肥後国4座のうちの1社で、「官幣大社(かんぺいたいしゃ)阿蘇神社由緒並ニ配祀(はいし)神名(じんみょう)調書」によると創建は景行天皇18(88)年とされています。神殿からは棟札が見つかっており、寛文12(1672)年に火災により神殿、拝殿が全焼したため、翌13(1673)年に細川藩第3代藩主・細川綱利(つなとし)によって再建されたと記されています。
ケヤキの白木づくりで、阿蘇神社と同じように精巧な彫刻が施されているのが特徴です。
境内には、健磐龍命が阿蘇谷を開発する際に排除された大鯰の霊を鎮めるとされる「鯰(なまず)社」も祀られています。同じく境内には平成3(1991)年の台風19号の影響で枯死した元国指定天然記念物の「手野の大杉」の巨木の切り株が保存されています。
また、国造神社でも国指定重要無形文化財である「阿蘇の農耕祭事」が行われ、阿蘇神社と規模は異なるが同様の農耕祭事が継承されています。


区分:熊本県指定重要文化財(建造物)
指定年月日:令和7(2025)年3月25日

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