天神橋(めがねばし)

天神橋

阿蘇市一の宮町坂梨の平保木(へぼのき)川にかかる天神橋は、通称めがね橋とも呼ばれています。石材は、滝室坂産の阿蘇溶岩で、約100個の石がきれいなアーチをえがいています。
橋のたもとには、「弘化四年丁未吉辰 八代郡種山手永 棟梁 石工卯助」と刻まれており、現八代市東陽町に居住していた、いわゆる種山石工の一人である卯助(うすけ)が1847年に建築したことがわかります。
地元の言い伝えとして、「卯助は、架設工事で最後の一石を頂天にはめ込む際、紋服を着て橋の真下で正座した」というものがあり、棟梁の責任の重さがわかります。


区分:阿蘇市指定有形文化財(建造物)
指定年月日:昭和52(1977)年1月22日

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